金属アレルギーがある方でも身に着けることができる腕時計の選び方

イベント

金属アレルギーと腕時計の関係を理解しましょう

 金属アレルギーは、ニッケルやクロムなどの金属が汗や皮脂と反応して肌に炎症を起こすことで発症します。腕時計にはステンレススチールという金属を多く採用し、使用しているため金属アレルギーを起こしやすいアイテムとなっています。

 そして、腕時計は長時間肌に接するため、金属アレルギーを持つ方には購入に二の足を踏んでしまうことが多いかと思います。
 腕時計のどこに金属がついているのでしょうか。時計のケースそのものなのか、時計の裏蓋なのか、バックルなのか、それらの部分に金属アレルギー対策が施されていれば身に着けることができます。

 今回の記事では金属アレルギーの方で身に着けられるような腕時計の選び方を紹介します。

金属アレルギーの方におすすめの素材とは

金属アレルギーを防ぐためには、肌に優しい素材を選ぶことが最も重要です。

以下の素材は特にアレルギーを起こしにくいことで知られています。

  • チタン:軽くて強く、アレルギーを起こしにくい金属です。純チタン製はより金属アレルギーを起こしにくいといわれています。

  • セラミック:そもそも金属を含まない素材のため、金属アレルギーが起こらない。歯の治療にも使われるなど医療用でも使用される。光沢感も美しく肌にも優しいのが特徴。

  • 樹脂・シリコン:こちらも非金属。柔らかくて肌に馴染みやすく、スポーツやカジュアルな時計に多く使われます。

  • レザー:天然皮革を使用すれば、肌に金属が直接触れにくく快適です。

これらの素材を採用している時計なら、安心して日常的に着用できます。

腕時計を選ぶときに意識したいポイント

 金属アレルギーを持つ方が腕時計を選ぶ際、以下のポイントを意識することをおすすめします。

  1. 素材の確認:「純チタン」「ニッケルフリー」「セラミック」などの表記を確認する。

  2. 肌に触れる部分の構造:裏蓋やバックル部分が直接肌に触れないかをチェックする。

  3. 試着時の感触:可能であれば実際に装着し、肌の反応や装着感を確認する。

  4. ベルト交換の選択肢:樹脂やレザーなど、肌に優しいベルトへ交換できるモデルを選ぶ。

これらを意識することで、安心して長く使える時計を見つけやすくなります。

日本ブランドで安心のアレルギー対応モデル

日本ブランドは、素材選びから仕上げまで細やかな配慮がされています。

セイコー アストロン ネクスター SBXC107 は、ケースからブレスレットまで純チタン製。

ニッケルなどのアレルゲン物質を極力排除しており、GPSソーラー機能も搭載した高機能モデルです。

長時間の使用でも肌への刺激が少なく、ビジネスにもカジュアルにも対応します。

同じくシチズン アテッサ HAKUTO-R CC4065-61Y は、独自のスーパーチタニウム素材を使用。軽量で強度があり、さらに硬質コーティングが施されているため傷つきにくく、肌にも優しい設計です。
 シチズン公式サイトに「アレルギーを持つ方もみんな心地いい」というキャッチコピーとともにシチズン独自のスーパーチタニウム技術を解説しています。

デザイン性も高く、オンオフ問わず使える万能モデルです。

 カシオ オシアナス Manta はチタンケースを採用した薄型モデル。

Bluetooth連携や電波ソーラー機能を備え、ビジネスシーンでの使用にも最適です。

軽くて強く、チタンの美しい質感が高級感を引き立てます。

海外ブランドにも増えるアレルギー対応時計

海外ブランドでも、アレルギー体質の方に配慮した時計が続々登場しています。

チューダー ペラゴス FXD は、チタン合金を採用したダイバーズウォッチ。

金属の冷たさを感じにくく、ナイロンストラップを採用することで肌に触れる金属面を最小限にしています。軽量で頑丈、そして高級感のあるデザインが魅力です。

また、ボッチア チタニウム はドイツのブランドで、純チタン(ニッケルフリー)を使用。

アレルギー体質の方でも安心して使えることで人気が高く、価格も手頃です。

シンプルで飽きのこないデザインは男女問わずおすすめです。

カジュアルに楽しめるアレルギー対応モデル

フォーマルな時計だけでなく、カジュアルに使えるアレルギー対応モデルも人気を博しています。

アイスウォッチ ICE Solar Power は、時計のケース、金属ベルトに医療用にも使われているサージカルステンレスを使用しています。カラフルでポップなデザインが多く、ソーラー充電で電池交換も不要です。肌に優しく軽量なので、日常使いにもぴったりです。

まとめ

 金属アレルギーがある方でも身に着けることができる腕時計は、素材や構造の工夫により年々進化しています。

 セイコーやシチズンなどの日本ブランドから、チューダーやボッチアといった海外ブランドまで、安全性とデザイン性を兼ね備えた選択肢が豊富にあります。

 自分の肌に合った素材を選ぶことで、快適に腕時計を楽しむことができます。

金属アレルギー対応の腕時計で、毎日のファッションとライフスタイルに安心とおしゃれをプラスしましょう。

※この記事で紹介している素材や時計は、あくまでアレルギーが起きにくいといわれるものです。アレルギーの程度や季節によっても変わりますので、すべての方にアレルギーが起きないとは言い切れません。
もしアレルギー症状が出た場合は直ちに使用を中止して、医療機関を受診してください。

たびどり

元時計販売員。販売員時代に培った知識と経験を生かしながら、AIを駆使して趣味でブログを作成。ふと、誰かの時計選びの参考になればと思いブログを立ち上げました。好きな時計ブランドはゼニス。埼玉、神奈川、東京を転々とし、現在は栃木県在住。

たびどりをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました