あなたの自宅に眠っているかも!?金無垢時計の驚きの価値とは?

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そもそも金無垢時計とは?

 金無垢時計とは、ケースやブレスレットなど腕時計の外装部分が金でできている時計のことです。一般的に「無垢」とは「混じり気のない純粋な状態」を意味します。本来は純金(24K、純度99.9%以上)を指しますが、純金は柔らかいため耐久性や実用性を考慮すると普段使いに向いていません。そのため18K(純度75%)の金合金が主に使われます。このことから時計業界では18金製の腕時計も慣習的に「金無垢」と呼びます(18Kゴールドは純金に銀や銅など他の金属を25%加えて硬度を高めた合金で、純金の美しさを保ちつつ日常使用に耐える強度を持っています)。

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金の見分け方

金無垢時計は素材そのものが金なので重みと質感が格別で、長年使用しても表面の金が剥げることがありません。
金無垢時計にはケースやブレスレットの裏側に「K18」「750」など金の刻印(ホールマーク)が刻まれているのが一般的です。逆に「18KGP」「HGE」などの表記があれば、それは金メッキや金張りを意味します(GP=Gold Plated、HGE=Heavy Gold Electroplate)。ただしアンティークの時計では、長年の磨きで刻印が薄れてしまっている場合もあります。

 

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金無垢時計のメリット

金無垢時計には、見た目の豪華さだけでなく所有者にとって嬉しいさまざまなメリットがあります。主な利点は次のとおりです。

  • 素材そのものに高い価値がある
     金無垢時計は時計そのものが貴金属でできているため、素材自体が資産価値を持ちます。メッキ時計のように表面だけではなく中身も金なので、仮に古くなっても地金としての価値が残りやすいのが特徴です。金相場が上昇すれば時計の評価額も上がる可能性があり、貴金属製品として資産的な安心感があります。

  • 金の美しさが失われにくい
    金無垢時計は長年使っても表面の金の輝きが剥がれたり変色しにくいです。むしろ使い込むほどに細かな傷がツヤとなって独特の風合いが生まれ、新品にはない深みが増します。
    また、金は酸化や錆に強い金属でもあるため、適切に手入れすれば何十年も美しい輝きを保ちます。

  • 圧倒的な高級感と存在感
    素材が本物の金でできているというインパクトは絶大です。
    光の反射による深みのある輝きや、手に持ったときのずっしりとした重量感は、金無垢ならではのものです。腕に着ければ一目で伝わるリッチな存在感があり、これはステンレスやメッキ仕上げの時計では得られない格別な所有欲の満足感につながります。

  • 各ブランドが限定モデルを発売するため所有欲を満たせる
    高級時計ブランドの多くは、金無垢仕様のモデルを限定的に生産しています。例えば記念モデルや上位ラインは金無垢のみというケースもあり、希少性が高く、時計愛好家にとって大きな満足感・優越感があります。「自分は特別な一本を持っている」という喜びを味わえるのもメリットの一つでしょう。

  • 資産投資・長期保有に向く:
    金は世界的に価値が認められた資源であり、長期的に見れば相場は緩やかな上昇傾向にあります。さらにブランド時計としてのリセール価値も加わることで、金無垢時計は実用品でありながら資産運用的な側面も持ち合わせます。使いながら資産として保有できる点は、他の時計にはない強みです。

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金無垢時計のデメリット

一方で、金無垢時計には注意すべきデメリットや短所もあります。購入や使用の際には次の点に気をつけましょう。

  • 傷がつきやすい
    金は柔らかい金属のため、18Kの金無垢でもステンレス製時計よりも傷や凹みがつきやすいです。日常使いでテーブルやドアノブにぶつけただけでも細かなキズが入ることがあります。そのため取り扱いにはある程度気を遣う必要があり、ラフに使いたい人には不向きかもしれません。

  • 重量が重い
    金無垢時計は素材が金ゆえにずっしりと重く、同サイズのステンレス時計に比べて腕に感じる負担が大きくなります。ブレスレットも金無垢となればなおさら重量が増します。長時間装着していると人によっては疲れを感じたり、夏場は暑さと重さと相まって負担に思うこともあるでしょう。

  • 価格が高額
    金という高価な素材を大量に使っているため、新品購入時の価格は非常に高くなります。
    初めて高級腕時計を買う方にとって金無垢モデルはハードルが高く、「欲しいけど手が出ない」と感じる一因になります。また、高価ゆえに盗難リスクにも注意が必要で、海外などでは身に着けるのを控えた方がよいでしょう。

  • メンテナンス費用も高め
    本体価格が高いだけでなく、傷がついた場合のポリッシュ(研磨)や、部品交換などのメンテナンス費用も高くつく傾向があります。特に金のパーツは素材代も高価なので、修理には相応のコストがかかります。

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金無垢時計の中古市場での価値

金無垢時計の中古市場での価値は非常に高い水準で安定しています。前述のように素材そのものに最低限の価値(地金相場)が保証されているからです。腕時計として使えないほど古かったり壊れていたとしても、ケースやブレスレットの金だけで買取価格が付くため、まったく値が付かないということはほとんどありません。

中古市場での価格帯はピンからキリまで幅広く、ブランドやモデルの人気、コンディション、そして金相場によって決まります。

 金無垢時計全般の中古相場はおおまかに十万円台後半~数千万円と非常に幅が広く、重さ20g程度の小型な金無垢時計でも20万円前後の値が付くことがありますし、大型モデルや厚手ブレスレットの金無垢時計なら金の重さだけで100万円超の評価となることもあります。そこにブランド価値が加われば一気に数百万円以上に跳ね上がるわけです。近年は金価格が歴史的高値を記録しているため、金無垢時計の相場も全体的に上昇傾向にあります。お持ちの金無垢時計が昔の購入価格より高い値段で売れる、ということも十分起こり得るでしょう。

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売却・査定時の注意点と高く売るコツ

 ご自宅で見つけた金無垢時計を「売ってみよう」「査定してもらおう」と思ったとき、損なく高く売却するために押さえておきたいポイントがあります。以下に、金無垢時計を手放す際の注意点と高価買取のコツをまとめました。

  1. 金相場の高い時期を狙う
    金無垢時計の買取価格は、金の市場相場に大きく影響されます。できるだけ金高騰のタイミングを見計らって売却すると良いでしょう。日々の金相場はインターネットでチェックできます。

  2. 市場相場を事前リサーチ
    売却前に、お持ちの金無垢時計と同モデルや類似モデルの中古相場を調べておきましょう。国内の中古販売店サイトや、世界的な時計マーケットプレイス(Chrono24など)で現在どのくらいの価格で取引されているかを把握することは重要です。事前リサーチで適正価格の目安を知っておくことが、安値で手放さないための防衛策になります。

  3. 信頼できる専門店で査定する
    金無垢時計を売る際は、できれば高級時計の買取実績が豊富な専門店を選びましょう。ブランド知識や再販ルートを持つ業者であれば、素材の金価値だけでなくブランド時計としての付加価値も正当に評価してくれます。逆に一般的な質屋さんや金属買取店では、時計としての価値を考慮せず重量だけで金額を算出されてしまう恐れもあります。複数の店舗で査定を取り、提示額や対応を比較しましょう。

  4. 付属品や証明書類の有無
    購入時の箱、保証書、コマ(予備のブレスレット駒)などの付属品が揃っていると査定アップにつながります。特に高級時計の場合、付属品完備だと次の購入者にも喜ばれるため買取店も高めに評価しやすくなります。また、正規店の修理明細やオーバーホール証明書などがあれば、真贋証明や状態の裏付けになるので提示すると良いでしょう。無くしてしまっている場合でも売却は可能ですが、あるものは全て一緒に提出するのが高値を引き出すポイントです。

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まとめ

「もしかすると自宅に眠っている古い金色の腕時計が、実は金無垢時計だった!」という驚きは決して珍しいことではありません。もしお手元に気になる時計があるなら、ぜひ一度専門家に見てもらい、その価値を確かめてみてください。ひょっとすると思いがけないお宝がご自宅から見つかるかもしれません。

 

たびどり

元時計販売員。販売員時代に培った知識と経験を生かしながら、AIを駆使して趣味でブログを作成。ふと、誰かの時計選びの参考になればと思いブログを立ち上げました。好きな時計ブランドはゼニス。埼玉、神奈川、東京を転々とし、現在は栃木県在住。

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